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橋本 和幸; 松岡 弘充; 内田 昇二*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 255(3), p.575 - 579, 2003/03
被引用回数:42 パーセンタイル:91.74(Chemistry, Analytical)線放出核種であるLuは、がん治療用の核種として有望である。半減期が6.73日,線の最大エネルギーが498keVで、組織中の線の飛程が短い。さらに、画像化に適した208及び113keVの線を放出する。Lu-177は、通常Lu(n,)Lu反応を利用して高収率・高比放射能で製造される。しかしながら、標識抗体などを利用する放射免疫治療の分野ではより高い比放射能のRIが望まれている。そこで、無担体のLuを製造するために、Yb(n,)Yb Lu反応を利用した製造研究を行った。本製造法では、マクロ量のYbターゲットから無担体のLuを分離する段階が最も重要である。本研究では、逆相イオン対カラムクロマトグラフィーを用いて、その分離条件を検討した。その結果、5mgのYbOを用いた場合、80%の分離収率で無担体のLuを得ることができた。
土谷 邦彦; 鈴木 善貴; 西方 香緒里; 柴田 晃; 中村 夏紀; 棚瀬 正和*; 椎名 孝行*; 太田 朗生*; 川端 方子*; 竹内 宣博*
no journal, ,
放射化法によるMo/Tc製造開発の一環として、Mo(n,)Mo反応で生成するMoから高放射能濃度のTc溶液を得る方法として、Mo/Tcのアルカリ溶液からTcのMEKによる溶媒抽出及びアルミナを用いたカラムクロマトグラフィーによる精製・濃縮を組合せたMo/Tc分離・濃縮試験装置を開発した。本研究では、開発した分離・濃縮装置のMoOペレット溶解性能、溶媒抽出性能及び回収性能を調べた。この結果、高密度MoOペレットとMoO粉末を混合した試料(約300g)は、50Cで750mLの6M-NaOHで溶解することにより、2時間以内で溶解でき、目標値を達成した。また、抽出層にてMo溶解液とMEKを撹拌し、Tcの模擬元素を用いたRe回収率は、90%を達成した。この結果、本試験装置に要求される回収率を達成することができた。今後、カラムクロマトグラフィーにより、得られる溶液の分析を行い、医薬品基準を満足する条件を選定する。
Hu, X.; 鈴木 達也*; Wang, X.*; Wang, H.*; 藤田 善貴; 土谷 邦彦
no journal, ,
テクネチウム-99m (Tc)は核医学画像診断に最も広く使用されている放射性核種であり、モリブデン-99 (Mo)の放射性崩壊から生成される。本研究は、カラムクロマトグラフィーによるTcとMoの分離への応用を目的として、SnClにSbCl, WOCl, WO, TiClを1:1で組合せて合成した4つの無機イオン交換体のMoとTcのKd(分配係数)値を比較および評価した。Tcの代替元素としてReを使用し、Mo濃度およびRe濃度をそれぞれ4ppmに調製したpH2から12の溶液中でバッチ試験による吸着実験を実施した。その結果、4つすべてのイオン交換体で良好な選択性と比較的高いKd値を示し、SnCl-TiClが最も高いKd値を示すことを明らかにした。